戸田恵梨香「DOG×POLICE」で使命感に燃える警察官に
2011年4月12日 05:00
[映画.com ニュース] 女優の戸田恵梨香が、市原隼人の主演映画「DOG×POLICE」に出演することがわかった。戸田が演じるのは、警備犬の訓練士でもある警察官「ハンドラー」として不動の地位を確立してきた水野夏希役。撮影前から訓練を重ねるなど、並々ならぬ意欲で同作に臨んでいる。
戸田は、警備犬について「薬物の捜査や被災地での救助活動」を軸に活動しているとイメージしていたという。しかし「この作品のおかげで、犯罪を未然に防ぐこともできるということを知りました」と考えを改めた。
3月11日に起きた東日本大震災により、撮影にも参加していた5頭の警備犬が被災者の命を救うため、現地で懸命に任務を遂行中。だからこそ、「警備犬とハンドラーとの日々の努力や情熱や葛藤(かっとう)を伝えたい、伝えなければならないという使命感に目覚めました。今、私ができること。それがこれなんだと思います」と決意を語った。
震災当日、市原や共演の時任三郎らは埼玉・川越で撮影中だったという。ケガ人などはなかったが、ロケ地が地震で使用不可能となり2週間近く撮影がストップしてしまった。その後、阪神・淡路大震災を経験している神戸フィルムオフィスが撮影協力を快諾したことで、撮影再開のめどが立った。
同作の佐藤貴博プロデューサーは、「警備犬チームという市民の安全を守るために努力を続ける人々の姿をきちんとお届けしたいと思っているし、本作のテーマであるきずなや勇気、命あるものへの愛は、今こそ大事なもの」と力説。さらに、「日本全国にワクワクする感動と勇気、そして笑顔をお贈りできるように、素晴らしいエンタテインメント作品をつくりあげたい」とコメントを寄せた。
同作の舞台となるのは、凶悪犯罪やテロ、地震や台風などの自然災害時に出動し人命救助に当たる警視庁警備局警備二課装備第四係。市原扮する刑事志望の早川勇作は、意に反して警備犬の訓練所である同係に配属され、仕事への意欲を失う。そんなときに夏希と出会い、仕事に対する意識の違いで当初は対立するものの、徐々に互いを理解し良きパートナーとして凶悪犯を追い詰めていく。
「DOG×POLICE」は、10月1日から全国で公開。
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