「ブラック・スワン」代役の告白に、D・アロノフスキー監督が反論
2011年3月29日 14:51

[映画.com ニュース] 「ブラック・スワン」でアカデミー賞主演女優賞を受賞したナタリー・ポートマンのバレエシーンについて、ダーレン・アロノフスキー監督が「80%はナタリー本人が踊ったものだ」と主張した。
同作は、ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するバレリーナのニーナ(ポートマン)が、「白鳥の湖」の舞台に立つ新プリマバレリーナの座をめぐって、ライバルダンサーのリリー(ミラ・クニス)と競ううち、精神的に追い詰められていく姿を描くスリラー。ポートマンは減量し、バレエを猛特訓するなど徹底した役づくりで挑み、初のオスカーを手に入れた。
ところが、劇中でポートマンのダンスダブル(代役)を務めたアメリカン・バレエ・シアターのソリスト、サラ・レーンが先日、米エンターテインメント・ウィークリー誌に「体全部が映ったショットで、ナタリー本人が踊っているのは5%。そのほかのショットはすべて私」と告白。また、プロデューサーからレーンのダンスについては取材陣に語らないよう口止めされたと明かした。
これに対し、アロノフスキー監督は「これが真実だ。全部で139あるダンスショットのうち、ナタリー・ポートマンが踊った未加工のものは111ある。サラ・レーンのものが28だ。計算すると、つまり80%はナタリーということになる」と反論。そして、「ダンスダブルを使用したのはワイドショットで、1秒にも満たない。2つほど複雑な長いダンスシーンがあり、そこは顔だけ(ナタリーに)差し替えた。そうだとしても、時間的には90%以上がナタリー本人だ」と断言した。
アロノフスキー監督は、「ナタリーは大変な努力をして、身体的にも感情的にも素晴らしい演技を見せた。私はこの映画を見る人たちに、あれは彼女ではないと思ってほしくない。まさしく彼女なんだ」と強調。また、本作の振り付けを担当し、ポートマンと婚約したバレエダンサーのベンジャミン・ミルピエも「サラ・レーンは映画でフットワークとフェッテ、スタジオでのダイアゴナルを1回やっているだけ。映画の85%はナタリーが踊っている」と擁護している。

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“胸アツ”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ