洋モノ顔の加藤雅也、念願の「普通の役」に自信
2011年2月23日 19:54

[映画.com ニュース] 実在の化学者・高峰譲吉の半生を描いた伝記映画「さくら、さくら サムライ科学者 高峰譲吉の生涯」の完成披露試写会が2月23日、都内で行われ、主演の加藤雅也、ナオミ・グレース、市川徹監督らが舞台挨拶に立った。
同作は、止血剤アドレナリンや消化剤タカジアスターゼの開発に成功し、世界の医学界に革命を起こした化学者・高峰譲吉の半生を描く伝記映画。家業の医院を継がずに化学者となった譲吉(加藤)は、米ニューオリンズで出会ったアメリカ人女性キャロライン(グレース)と夫婦となり、波乱に満ちた日々を乗り越え、数々の奇跡を起こしていく。
日本が世界に誇る化学者・高峰役を演じた加藤は、「洋モノの風貌からか、ふだんは超能力者など普通じゃない役が多い(笑)。役者としてはもっと普通の役をやりたいと思っていたので、今回の学者役はうれしかった。映画のなかの僕が別人に見えたら僕の勝ち」と手応えを感じていた。また、「こういうエンタテインメント性に欠ける作品は大きな映画会社がつくらないので、高峰譲吉がどれだけ多くの人の命を救ったか、彼の偉大な発明をより多くの人に知ってもらいたい」と熱く語った。
モデルや歌手として活躍するグレースは、「アメリカと日本のかけ橋のような、たくさんのテーマが込められた作品。初めての映画だったので、加藤さんに迷惑をかけないように台本がぼろぼろになるまで読み込んだ」と振り返った。市川監督は、「ナオミさんは普通に歩いてもモデルウォークになってしまうので、そこだけは何回もやってもらった」と明かし、笑いを誘った。
「さくら、さくら サムライ科学者 高峰譲吉の生涯」は、3月5日から全国で公開。
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