スーパーボウル中継が米TV史上最高の視聴者数を記録

第45回を迎えた今年のNFL優勝決定戦は、グリーンベイ・パッカーズが31対25でピッツバーグ・スティーラーズを下し、スーパーボウル・チャンピオンに輝いた。米最大のスポーツイベントのテレビ中継は、過去最高だった昨年の1億648万人を更新し、1億1100万人を達成。同中継は、1983年に1億597万人を記録し、25年以上も歴代1位に君臨し続けた人気テレビシリーズ「マッシュ」の最終回を2年連続で上回ったことになる。また同中継の視聴者数は、4年連続で上昇している。

家屋別の視聴率46％、占拠率69％も96、86年の同中継と並びトップを記録。全米の人口増加が、同じ視聴率でもより多くの視聴者数につながる要因となった。調査会社ニールセンによれば、キックオフ時の東海岸時間午後6時30分に1億680万人だった視聴者は、午後9時30分にピークを迎え、約30分間にわたり1億1720万人を記録したという。キックオフ前の国家斉唱では歌姫クリスティーナ・アギレラが歌詞を間違えるというハプニングも。ハーフタイムショーでパフォーマンスを見せたブラック・アイド・ピーズも緊張のためか音程が外れたり、段取りに手間取るなどの場面があり、賛否両論の評価を得ている。

また同中継直後にフォックスで放送され、マイケル・ジャクソンの「スリラー」をフィーチャーした人気ドラマ「glee／グリー　踊る♪合唱部!?」（シーズン2）も、平均視聴者2680万人を獲得。軽々とシーズン最高を記録している。