泉谷しげる、若者へ“本気勝負”のススメ
2011年1月13日 05:38
[映画.com ニュース] 歌手の泉谷しげるがこのほど、ブルース・ウィリス主演のサスペンスアクション「RED レッド」のイメージキャラクターに就任し、都内のスタジオでテレビスポットCMのナレーション収録を行った。
人気グラフィック・ノベルを実写化した同作は、引退生活をおくっていた元CIAの一流スパイ(ウィリス)が、かつて身を捧げた“古巣”から命を狙われたことで昔の仲間とチームを再結成。個性的な中年スパイたちは、ハイテク技術を駆使する現役エージェントたちと激しい銃撃戦を繰り広げる。ウィリスのほか、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコビッチ、ヘレン・ミレンら豪華キャストが結集し、ゴールデングローブ賞作品賞(コメディ・ミュージカル部門)にノミネートされた。
“芸能界の超危険オヤジ”を自認する泉谷が、随所にアドリブを盛り込みハイテンションなCMが完成。「やっぱり人間、危険が伴ってないと駄目。ひどい目に遭ったりすると人間って覚せいするからね。(危険に遭うと)火事場のばか力的な、ふだん出ない力が出ると思った方がいい。危険な目に遭っている人がカッコいいのは恐らくそういうことだね」と持論を展開した。
また、「映画の中にもそんなにイイ男はいないが、夢中になっているからカッコよく見えてくる。経験値を自慢げに見せてない、どこか謙虚なところに男の色気が出るんじゃないか」とベテラン俳優陣の魅力を分析。そして、「若者とオヤジは、お互いに良い意味で挑発しあうべき。灰皿で殴っちゃダメだけどね(笑)。若いやつは“先輩コノヤロー!”という気持ちをぶつけないと、オヤジたちは退かないよ」と泉谷節をさく裂させた。
泉谷のテレビスポットは1月15日から放送される。「RED レッド」は1月29日公開。