ピクサー社員たちが同性愛者のティーンに動画でメッセージ
2010年12月2日 13:28

[映画.com ニュース] ピクサー・アニメーション・スタジオの最新動画が、インターネット上で物議をかもしている。これはピクサーが得意とするCGアニメではなく、社員たちがカメラに向かって語りかける動画メッセージだ。
“It Gets Better” Love, Pixar(「きっと良くなる」ピクサーより愛をこめて)と題された動画は、ピクサーで働くスタッフが続々と登場し、ティーンの同性愛者にエールをおくる内容になっている。現在、アメリカではいじめを苦にしたティーンの同性愛者の自殺が社会問題化しており、政府や教育機関による決定的な対策が講じられないなか、ピクサーで働く同性愛者が立ち上がった。
冒頭に登場するダーラ・アンダーソン(「トイ・ストーリー3」プロデューサー)をはじめ、ビデオに登場した社員は、同性愛者にとって学生時代はたしかに辛いが、社会に出てから状況が一変するから希望を持つように、と熱くアピールしている。
同性愛者に対する偏見は、宗教的な問題も絡んでくるために、一般企業であるピクサーがこの問題に踏み込んだのは極めて異例。11月下旬にYouTubeにアップされたこの動画は、すでに80万ビューを超えており、ピクサーの英断を称えるコメントが大多数を占めるなか、同性愛者に対する侮辱や、「もうピクサー作品は見ない」というコメントもあり、問題の奥深さを露呈している。

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