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和久井映見、離婚決意のヒロイン演じ「毎日が特別な1日だと実感」

2010年11月4日 16:43

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伊吹有喜の同名小説をドラマ化
伊吹有喜の同名小説をドラマ化

[映画.com ニュース] 来年2月に放送されるNHKドラマ10「四十九日のレシピ」の撮影現場(神奈川・緑山スタジオ)が11月4日、報道陣に公開され、主演を務める和久井映見をはじめ、伊東四朗風吹ジュン徳永えり渡部豪太が意気込みを語った。

百合子(和久井)は夫との離婚を決意し、2週間前に母・乙美(風吹)が亡くなった実家に帰郷。そこで目にしたのは父・良平(伊東)をはじめ、父の面倒を見るナゾの若い女・井本(徳永)と日系ブラジル人の青年ハルミ(渡部)だった。乙美の四十九日まで、百合子を加えた4人の奇妙な共同生活が始まり……。原作は伊吹有喜の同名小説。

ヒロイン百合子を演じる和久井は、「右を見ても、左を見てもぜい沢で幸せな時間」と豪華な共演陣に顔をほころばせ、「少しずつ目線を上げて、前を向いて歩いていけるようなドラマ」とアピール。家族をテーマにした内容に「目の前にある毎日が、今一度しかない特別な一日なのだと痛感している」と語った。

伊東は「必ず何かあるのが家族というもの。『うちもそう。いや、うちはこうじゃない』という具合に楽しんでもらえれば。私自身は若いエキスを吸って終わりたいと思います」。一方、亡き妻で劇中では“魂”として登場する風吹は「(実生活で)子どもふたりと暮らし、育児もままならない状態で後悔や伝えきれないことがたくさんある。だから乙美さんの気持ちもわかるし、思いを言葉で残すレシピって確かに必要だな」と感慨深げ。ふたりは30代の回想シーンも演じたが、風吹が「気持ちがアップアップで、明るめのメイクで臨んだ」と語る一方で、伊東は「とても(30代は)無理だスタッフと激論し、とにかくアップでは撮らないことになった」と苦笑していた。

家族との縁に恵まれず、家出や非行を繰り返す井本を演じる徳永は、「家族のきずなは壊れても必ず直るもの。見えない(きずなの)強さがあると気づいてほしい」。渡部は役どころそのままに、片言の日本語で「地球の裏側から来ました。僕も早く家庭を築けるように成長したい……。家族が欲しいです」と挨拶し、共演者を和ませていた。

四十九日のレシピ」は2011年2月15日からNHK総合で、毎週火曜日22時放送(4回連続)。

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