イケメン俳優・佐藤永典、恋愛経験少なめをアピール
2010年9月13日 12:01

[映画.com ニュース] ミュージカル「テニスの王子様」でブレイクした、イケメン俳優・佐藤永典の映画初主演作「君へのメロディー」の完成披露試写会が9月12日、東京・千代田区の科学技術館サイエンスホールで行われ、佐藤をはじめ、岡本玲、佐々木喜英、横井健司監督が舞台挨拶に立った。
主人公・トキヤ(佐藤)は、訪れた病院で出会った記憶喪失の少女・ユウ(岡本)に淡い恋心を抱く。一方、トキヤの親友・シュン(佐々木)は、一目ぼれしたある女性を高校時代から思い続けてきた。トキヤとユウ、そしてシュンの恋、2つの恋の行方を描く青春ラブストーリー。BL映画「美貌のディテイル」の横井監督がメガホンをとる。
佐藤は、「まず恋の話っていう時点で難しいなと思った。ふだん、ラブストーリーは見たりしないし、僕自身、恋愛は大してしていないので。やればやるほど難しい役どころだった」と述懐。自然な表情の芝居も難しかったといい、「さりげなくほほ笑んでいるつもりでも、監督からは『エロくにやついて見える』と言われたり(笑)」と語った。撮影現場は「ツッコミがいなかった」そうで、共演の岡本を「いつもボワーとしていた」と評した。
一方の岡本は「私はツッコミ。(佐藤は)撮影が始まると、天然の男の子って感じでしたね」と“逆襲”。そして「ふだんのような元気な役ではないので、ゆっくり言葉を選びながらセリフを発した。本読みの段階では、監督から『弱すぎて、芯がない』と言われ迷うこともありました」と横井監督からの厳しい指摘を受けたようだ。
横井監督は「みんな、僕とは倍近く年齢も離れているし、感性も違う。その部分をいい具合に出してもらうのがベストだなと思っていた。若い力っていうんですかね。それを引き出すまでが僕の仕事だった」と話した。
「君へのメロディー」は10月9日から池袋テアトルダイヤで公開。
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