AV女優演じた渡辺奈緒子、役作りのためAVコーナー初体験
2010年9月9日 21:22

[映画.com ニュース] 人気AV女優みひろが書き下ろした私小説を映画化した「nude」のトークショー付き試写会が9月9日、東京・シネマート六本木で行われ、みひろと主演の渡辺奈緒子が舞台挨拶に立った。
今年6月にAV女優を引退し、女優業を本格始動させたみひろが昨年発表した同名小説を原作に、主人公・山瀬ひろみ(渡辺)が、恋人や友人との確執を乗り越えAV女優として歩みだす姿を描く。
映画初主演の渡辺は「本当に幸せ」と感慨深げに挨拶し、「みひろさんを演じるのは難しさもあったが、何を言われてもブレない部分に共感し、ぜひ自分で表現したいと思った」と述懐。みひろ本人から話を聞いたり、仕草を盗んだりと役作りを重ねた渡辺は、みひろが出演するAVを借りるため、レンタル店のアダルトコーナーにも足を踏み入れたという。「最寄じゃない駅で降りて、サングラスに帽子姿でこっそり(AVコーナーの)のれんをくぐりました」。そこで男性たちがパッケージの表面ではなく、裏面で内容を吟味する姿に驚いたと語った。
そんな渡辺の行動に、みひろは「本当にびっくり。私にはそんな勇気ない」。そして、女優になる夢を実現させるため、AV業界に飛び込んだ当時の心境を「撮影後、自宅でシャワーを浴びながら、自分の選択が正しかったのかと自問自答し葛藤もあった」と赤裸々(せきらら)に語った。渡辺に対しては、まず一言「ありがとう!」と声をかけ、「目で訴えかける力がすごい。言葉ではなくたたずまいから、当時の私をリアルに思い出した」と健闘を称えた。最後に渡辺は「AVの世界にどっぷりつかることで、新しい世界が広がったし、私自身も(撮影期間の)2週間、本気で役と向き合った」と胸を張ってアピールした。
「nude」は、9月18日から公開。
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