HIV感染隠し性交渉した独歌手 裁判で涙の謝罪
2010年8月18日 11:29

[映画.com ニュース] HIVに感染していることを隠して複数の男性と避妊具をつけずに関係を持った、独歌手ナジャ・ベナイサ(28)の公判が8月16日、ダルムシュタット裁判所で行われ、ベナイサは涙を流しながら謝罪した。
米huffingtonpostによれば、独人気ポップグループ「ノーエンジェルス」のメンバーであるベナイサは、自身がHIV陽性であることを知りながら、その事実を告げずに3人の男性と避妊具なしで性交渉を行った。うち1人の男性が、彼女から感染したという。ベナイサは2009年4月に逮捕され、その後、感染男性に重大な身体的障害を与えたほか、残り2人の男性においても同様の危険にさらしたとして起訴された。
感染の被害にあった男性によれば、2人は04年初頭から3カ月ほど交際していた。07年に、ベナイサの親類女性からHIV陽性を承知していたのか尋ねられ、検査を受けたところ、自身の感染が発覚したそうだ。
裁判で、ベナイサの弁護士は「心から謝ります。決して相手に感染させようと意図したことではありません」と本人の声明文を読み上げた。また、ベナイサが14歳からコカイン中毒であったこと、妊娠した16歳のときにHIV陽性と分かったことが明るみになった。
ベナイサは、00年にタレント番組で優勝し、ノーエンジェルスのメンバーになったが、キャリアに影響することを恐れ、HIV感染を周囲に隠していた。ノーエンジェルスは、03年の解散までにアルバム500万枚以上を売り上げている。07年にオリジナルメンバー3人と再結成したが、近年は人気が低迷していた。
公判は5日間に渡るものと見られている。
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