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NHK大河ドラマ50年目の記念作は「平清盛」に決定

2010年8月4日 15:08

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平安のリアルな息遣いをお伝えします
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[映画.com ニュース] NHKは8月4日、2012年度の大河ドラマを「平清盛」に決定したことを同局で発表した。大河ドラマとしては51作目になるが、12年は大河ドラマのスタートから50年という節目の年。制作統括は磯智明、演出は柴田岳志が担当し、脚本は「ちりとてちん」の藤本有紀が手がける。

NHKが、「平家物語」でアンチヒーローとして描かれた男に焦点を当てる。これまでに大河ドラマで“源平もの”をテーマにした作品は、66年の「源義経」、72年の「新・平家物語」、05年の「義経」と3度あるが、平清盛を主人公に据えたのは「新・平家物語」(主演・仲代達矢)以来40年ぶり。キャストは発表されていないが、磯プロデューサーは「新たな時代に切り込んでいく、力強くて時代に向き合えるキャラクター像を演じられる人にやっていただきたい。ここ数年の大河とは違ったカラーになるのではないか」と話した。

今回の舞台は、「平家物語」以前の世界。両親を知らないまま平忠盛に育てられた少年が、養父とともに瀬戸内の海賊退治で名をはせ、海賊を束ねながら武士の王となり、そして日本の覇者となる姿が軸になる。全50回のなかで、折り返し地点となる中盤に平家が栄華を極めた時代が描かれるという。

演出担当の柴田は、「平安というと絵巻物のイメージが強いが、そういった様式美ではなく生身の人間の息遣いが伝わるリアルな平安を描きたい。平安時代版ゴッドファーザーと思っていただけたら」と意欲満々。そして、「これまで制作されてきた50年間の大河に敬意を払い、新たな50年を踏み出すつもりで頑張りたい」と語った。

撮影は、兵庫県や広島県など西日本を中心に計画中だという。キャストは貴族、武士、王家(天皇家)などメインキャラクターだけで50人以上に及ぶ予定。

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