「次長課長」河本、NG連発の大鶴義丹にあきれ顔
2010年8月1日 21:51

[映画.com ニュース] 人気お笑いコンビ「はんにゃ」金田哲の主演作「お墓に泊まろう!」が8月1日、開催中の「Laugh&Peace ムービーフェスタ」で公開。共演の「次長課長」の河本準一、「ガレッジセール」の川田広樹、メガホンをとった伊藤隆行監督が喪服姿で、東京・渋谷のヨシモト∞ホールでの舞台挨拶に出席した。
2011年、経営難で葬儀屋に買収されたテレビ東京の社員たちが、急死した元社長が残した「世界一くだらない葬儀にしてくれ」という遺言を実現すべく、葬儀を実況中継する葬式バラエティ番組を作ろうと奔走する。今年3月に終了した人気番組「田舎に泊まろう!」のテレビ東京が吉本興業とタッグを組んだ作品。
テレビ局が葬儀屋に買収されるという設定に、川田は「斬新すぎる」。しかし河本は、「テレ東に関しては近い未来」と茶化し、同社の社員である伊藤監督も「テレビ業界全体がフラフラした状態だし、ありえない話ではない。うちの社員も笑っていない」とシビアな見解。同時に、「会社で働いている人、特に中堅サラリーマンには響くはず」とアピールも忘れなかった。
かつての敏腕プロデューサーを演じた河本は、「撮影の2日前に台本をもらって、3日間で撮った。その分、チームワークがすごかった」と話した。撮影は一眼レフカメラのムービーモードで行われ、「映画というより、写真集を撮影しているような感じだった」と述懐。一方の川田は、不眠不休の現場に「変なテンションになってしまい、金田のまじめな顔が面白くて、面白くて。スタッフに『いい加減にしてください』と怒られると、その空気感がまた面白くって。時間がないのに、17~18テイク撮ったシーンもある」と明かした。
しかし、最もNGが多かったのは俳優の大鶴義丹だったそうで「現場ではNGを出すことを“義丹”と言うようになったほど」(河本)。大鶴の最多NGの理由は、セリフにバラエティ業界特有の言い回しが多かったためだが、河本は「大鶴さんは、映画のタイトルを『田舎に泊まろう!』と言い間違えたこともあった」と明かし、あきれ顔だった。
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