TOHOシネマズ、デジタル上映システムの導入を加速化
2010年7月22日 11:32
[映画.com ニュース] シネマコンプレックス大手のTOHOシネマズは、大ヒット作が続く3D作品の増加や、今後の映画興行のオールデジタル化へ対応するため、ソニーの「デジタルシネマ・ソリューションサービス」を採用すると発表した。
同サービスは、デジタルシネマプロジェクター、上映サーバーといったデジタル上映システムと、それらをネットワーク化し上映オペレーション・コンテンツを一元管理するシアターマネージメントシステム(TMS)と、センターサーバーシステムを劇場側に提供。映画館のデジタル化を包括的に支援するサービスになっている。
TOHOシネマズは、これまでも自己所有する形でデジタル上映システムを導入してきたが、より迅速かつ低コストでシネコンのデジタル化を実現できることから、同サービスの採用を決定した。
現在、TOHOシネマズでは全国の108スクリーンでデジタル上映システムを導入済み。2010年中にはさらに150スクリーンにデジタル上映システムを導入。同時に60台の3D機器を増設し、全部で157のスクリーン(全体の約30%)で3D作品の上映に対応する。11年12月までには、全545スクリーンへのデジタル上映システム設置完了を目指すとしている(一部共同経営館を除く)。