夏帆、“見習い警察犬”きな子はエサで釣る!?
2010年6月10日 20:29
[映画.com ニュース] 女優・夏帆の主演最新作「きな子 見習い警察犬の物語」の完成披露試写会が6月10日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、夏帆をはじめ寺脇康文、戸田菜穂、平田満、子役の広田亮平と大野百花、小林義則監督が舞台挨拶に立った。
同作は、警察犬を目指すラブラドール・レトリーバーのきな子と、見習い訓練士の川西智紗さんの実話をもとに映画化。体が弱くて警察犬にはなれないといわれた犬と、訓練士にあこがれる少女が失敗を繰り返し、別れを経て互いをかけがえのない存在だと知るまでの絆(きずな)を描く。
夏帆は、犬との撮影は初めてだったそうで「今までの撮影の状況と違って、すべてがきな子中心。ある意味で、きな子と杏子のラブストーリーでした」とニッコリ。警察犬訓練所の所長を演じた寺脇は、「野性味のある男にしようと思い、今回は完全ノーメークで演じました!」と盛り上げ、場内の喝さいを浴びていた。
また、ドッグトレーナーの宮忠臣さんに伴われ、映画に出演したきな子、ジャックラッセルテリアのロッタも登場。警察犬訓練士の経験もある宮さんは、「いつもは頭のいい犬を選ぶのに、今回はそうじゃない犬を選んだ。撮影は大変だと思ったけれど、夏帆が常に一緒にいてくれて、よく頑張っていた」と絶賛した。これには夏帆も「確かに撮影は大変でしたが、宮さんにそう言ってもらえてうれしい。撮影中はどうやったらきな子に好いてもらえるかを考えましたが、結果、エサで釣るのが一番効果的でした」と顔を赤らめて喜びをかみ締めていた。
「きな子 見習い警察犬の物語」は松竹配給で、8月14日から全国で公開。