マドンナの呼びかけで、投獄されていた同性愛カップルが釈放
2010年6月2日 11:27
[映画.com ニュース] マドンナが、マラウイ共和国でホモセクシャルであることから投獄された男性カップルを解放するよう嘆願キャンペーンを立ち上げ、多くの署名を集めた結果、5月29日、マラウイ政府がふたりを釈放した。誓約式(同性愛者の結婚の誓い)をあげたこのカップル、スティーブン・モンジェザさんとティウォンジ・チンバランガさんは、14年間の禁固刑を言い渡されていた。
マドンナは30日、自身の創設したチャリティ団体「レイジング・マラウイ」のブログで「私は、愛はすべてに打ち勝つと信じてきました。昨日、私はそれを目の当たりにしました。先週、3万人以上の人々が、スティーブン・モンジェザとティウォンジ・チンバランガを釈放するために署名してくれました。私はこれ以上ない喜びとともに、マラウイのビング・ワ・ムタリカ大統領がふたりの釈放を命じたことを、みなさんにお伝えしたいと思います」と、協力してくれた世界中のファンへ感謝を述べた。
また、「ふたりは解放されましたが、まだ苦しみが去ったわけではありません。活動家のみなさんが、カップルが避難するための場所を探してくれています。残念ながら、マラウイでの彼らの安全と将来はまだ約束されていません。私は、今回のことが私たちの運動の第一歩となることを願っています」とメッセージを送った。
マドンナは、マラウイ出身の子どもふたり、マーシーとデビッドと養子縁組しており、現在チャリティ団体を通じて同地に女子校を建設している。