スーザン・ボイル、オリジナル楽曲では初の映画主題歌
2010年5月26日 06:00
[映画.com ニュース] イギリスの人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」で見出された歌姫スーザン・ボイルが歌う「フー・アイ・ワズ・ボーン・トゥー・ビー」が、6月公開のアニメーション映画「宇宙ショーへようこそ」の主題歌に起用されることが決まった。
同作は、文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞したTVアニメ「かみちゅ!」などで知られる気鋭の舛成孝二監督が、初めて手がける劇場用長編アニメーション。豊かな自然に囲まれた田舎の小学生5人と、2100万光年の彼方から地球を訪れた犬そっくりの宇宙人ポチが、宇宙を舞台に繰り広げる冒険を描く。舛成監督のオリジナル作品で、すでに昨年のベルリン国際映画祭ジェネレーション部門に出品された。
「この映画は世界中の皆さんに見ていただきたいと思って製作しました」という舛成監督は、作品にふさわしい主題歌を探すなか、ボイルのファーストアルバム「夢やぶれて」に収録されている同曲に出合った。そして、ボイル本人も作品を気に入り、オファーを快諾したことでコラボレーションが実現する。
舛成監督は、「ワールドワイドに活躍されている彼女の曲はすばらしく、作品世界をさらに深く、そして大きくしてくれるものだと確信してます」。ボイルも「『宇宙ショーへようこそ』のプロジェクトに参加させていただき大変うれしく思います。子どもたちの勇気と未来の夢がいっぱいにあふれているこの映画の公開を楽しみにしております」とコメントを寄せた。
ボイルは、過去に「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE 3 http://鷹の爪.jpは永遠に」の主題歌にカバー曲「夢やぶれて」を提供したことはある。オリジナル楽曲が映画の主題歌になるのは今回が初めて。
「宇宙ショーへようこそ」はアニプレックス配給で、6月26日から全国で公開。