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【カンヌ映画祭】ミック・ジャガー、仏語で「あのころ僕は若かった」

2010年5月24日 11:59

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ストーンズの最高傑作の裏側が明らかに
ストーンズの最高傑作の裏側が明らかに
Photo:ロイター/アフロ

[映画.com ニュース] ローリング・ストーンズのミック・ジャガーが5月19日(現地時間)、第63回カンヌ映画祭を訪れ、パパラッチを沸かせた。ジャガーがプロデューサーを務めたドキュメンタリー映画「ストーンズ・イン・エグザイル 『メイン・ストリートのならず者』の真実」が監督週間部門の目玉作品として上映されたためだ。

ジャガーは、上映に先立ち登壇し、すべてフランス語で「あのころ僕らは若くて愚かだった。今は愚かなだけだけれど」とジョークを交えながら挨拶し、同作の製作経緯と思い入れを語った。

映画は1971年、イギリスの重税から逃れるため南仏に移住したストーンズが、キース・リチャーズの別荘でアルバム「メイン・ストリートのならず者」の作曲とレコーディングを行う様子を、ぼう大なアーカイブ映像のなかから61分にまとめたドキュメンタリー。

ストーンズの最高傑作とも言われるこのダブル・アルバムにまつわる物語が、貴重な未発表映像とともに明らかに。メガホンをとったのは、「スコット・ウォーカー 30世紀の男」などで知られる若手のスティーブン・キジャク監督。ジャガーとは親子ほどに年齢が離れているが、子どものころにストーンズの音楽に触れて以来のファンだったという。

ジャガーは、ほかのゲストたちと同じ場所で取材に応じ、時間にも几帳面で意外な一面を披露。会場に並んだファンの要望に応えて気さくにサインをするなど、ロックスター気取りとは無縁の人柄の良さをうかがわせた。

映画は7月にリリースされる同バンドのDVDに収録されるほか、日本では7月12日からアップリンク・ファクトリーほかで公開が決まっている。(佐藤久理子)

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