泉谷しげる「何とかなる」と同世代にエール
2010年5月1日 14:18

[映画.com ニュース] 歌手の泉谷しげるが、映画「クレイジー・ハート」の宣伝隊長「Mr. クレイジー・ハート」に任命され5月1日、都内で就任式に出席。落ちぶれたシンガーの再生を描く同作にちなみ、「自分らの世代は居場所を失い、消失感を抱いている。そんなこと気にせず、ここが居場所だって言えばいい」と熱いエールを送った。
今年の第82回アカデミー賞でジェフ・ブリッジスが主演男優賞を受賞した同作。酒びたりの生活を送る落ちぶれたカントリー歌手のバッド・ブレイク(ブリッジス)が、女性記者ジーン(マギー・ギレンホール)と出会い、精神的な再生を歩むヒューマンドラマ。ブリッジスは5度目のノミネートで初の戴冠で、ライアン・ビンガムとT・ボーン・バーネットによる「The Weary Kind」が主題歌賞を受賞した。
泉谷は、「いい映画だっつーのに、ひどいモニターで見せられて(笑)、画面の真ん中にサンプルって書いてあるわ、色は汚ねえわ。それでもいいんだから、相当いいよ」と型破りな泉谷節でアピール。ブリッジスの演技について、「(全米を代表するカントリー歌手)クリス・クリストファーソンにそっくり。腹は出ているし、ゲーゲー吐くし、すごくみっともないけど、そこが素晴らしい」と称えた。
さらに、浮き沈みの激しい歌手人生を振り返りながら「自分らの世代のミュージシャンは、オレの場所がないんじゃないかって悩んでいるヤツも多い。でも、やってりゃ何とかなるし、あきらめないことだろうなあ。ここが居場所だって言えばいいだけのこと」と話した。
「クレイジー・ハート」は20世紀フォックス配給で、6月12日から全国で公開。
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