成海璃子&北乃きい「武士道シックスティーン」初日に相思相愛ぶり披露
2010年4月24日 14:47
[映画.com ニュース] 剣道に青春をかける少女の成長を描いた「武士道シックスティーン」が4月24日、全国19スクリーンで公開。ダブル主演の成海璃子と北乃きい、古厩智之監督らが東京・テアトル新宿で舞台挨拶に立った。
誉田哲也の青春小説を原作に、剣道一筋のまじめな磯山香織(成海)と練習嫌いで剣道を楽しむことをモットーにする西荻早苗(北乃)がライバルとしてしのぎを削り、成長する姿を描く。成海は、「原作を読んだときから、絶対に磯山を演じたいと思った。剣道はきつかったけど、すごく楽しかった。自分の中でも大きな存在です」と強い思い入れを語った。北乃は、「若い人はもちろん、すべての世代の方が青春時代の甘ずっぱい記憶を思い出せる作品」とアピールした。
また、成海は「撮影中は、西荻にしか見えなかった」と北乃との共演を振り返り、「けい古で結構参っているときに、きいちゃんがお茶を持ってきてくれて優しくしてくれました」とニッコリ。一方の北乃も、「成海さんが磯山だったから、私も西荻になれた。休憩中は疲れきって、言葉を交わすことはあまりなかったが、それでも通じ合っていた」と相思相愛ぶりを披露。さらに、「人一倍、練習を頑張っていた。ずば抜けたプロ意識をもっていて、一緒にいると向上心が沸く」と成海を称えた。
劇中では剣道ならではの“気合い声”を披露するが、「自分の声をなかなかコントロールできなくて、映画を見たときは自分でも『ひどいな』って」(成海)、「大声出せてスッキリ。ストレス解消になるし、やる気が出る」(北乃)と対照的な発言で笑いを誘っていた。
そんなふたりのやりとりに、古厩監督は「最初は“剣道”を撮ろうとして不安もあったが、一生懸命なふたりを見ていて“人間”を撮ればいいんだって。撮影は役者さんの動きや反応を見ながら、ライブのように楽しめた」と話した。磯山の兄を演じる石黒英雄は、「みんな元気があって、僕のほうがガッツをもらった」と女子だらけの現場を振り返った。