シャネルズ「ランナウェイ」が生田斗真主演最新作の主題歌に
2010年2月25日 05:00

[映画.com ニュース] かつて靴墨で顔を黒く塗ったパフォーマンスで人気を博した音楽グループ「シャネルズ」が、生田斗真の主演最新作「シーサイドモーテル」で復活を果たす。同グループのメジャーデビュー曲で、110万枚のヒットを記録した「ランナウェイ」が主題歌に決定。リードボーカルだった鈴木雅之が2月24日、東京・渋谷のNHKホールで行ったデビュー30周年記念ライブでファンに報告した。
「シャネルズ」は、鈴木が幼なじみを中心に1975年に結成。80年に「ランナウェイ」が大ヒットを記録後、83年にはグループ名を「ラッツ&スター」に変更して「め組の人」「Tシャツに口紅」など名曲を発表した。長らく活動を休止していたが、96年に“復活”してリリースした「夢で逢えたら」が話題を呼び同年のNHK紅白歌合戦に初出場している。
「ランナウェイ」の主題歌起用には、森山未來主演作「スクールデイズ」(05)で映画監督デビューを果たした守屋健太郎の思い入れが強く働いた。小学生のころに「ザ・ベストテン」から流れてきた同曲を、意味も分からず口ずさんでいたという。そして、今回の脚本執筆時に偶然耳にしたことで思いが再燃したそうで「久しぶりに聴いた『ランナウェイ』はまるで麻生久美子さんが演じるキャンディの気持ちを代弁しているかのようで、本当に不思議な再会だった」と述懐。だからこそ、「実際にエンドロールで流れると、まるでこの曲のためにこの物語があったかのような錯覚に襲われる。僕は30年かけて、やっとこの曲の意味が分かったのかもしれません」とコメントを寄せた。

鈴木は、デビュー30周年という節目の年にからめ、「そんな記念すべき年に『ランナウェイ』が『シーサイドモーテル』の主題歌として起用される、こんなにうれしいことはありません」と手放しで喜ぶ。そして、守屋監督の思いを受け「当時の思いが今改めてよみがえり、そしてまたこの時代に届けられる。それはまさに『歌』を歌い継いで次の世代に伝える我々ボーカリストの使命でもあります。しかも、『ランナウェイ』が映画のストーリーを伝えるうえでお役に立てるのであれば、うれしさを通り越して、感謝したい気持ちでいっぱいです」と語った。
同作は、岡田ユキオが別冊漫画ゴラクで連載していた人気漫画を実写映画化したもの。モーテル「シーサイド」に偶然集まってしまったひと癖もふた癖もある男女が、各部屋で起こる様々な出来事を通して微妙に交差していく姿を描く。生田がインチキ化粧品のセールスマンを演じるほか、麻生久美子は陽気なコールガール、山田孝之が借金を踏み倒すギャンブラーなど意外性のある配役で新境地を開拓している。
「シーサイドモーテル」はアスミック・エース配給で、6月5日から全国で公開。
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