奥菜恵、1年ぶり登場に育児と仕事「楽しく両立しています」
2010年1月21日 21:24

[映画.com ニュース] 女優の奥菜恵が1月21日、東京・スペースFS汐留で行われた「セントアンナの奇跡」(スパイク・リー監督)のDVD発売記念上映イベントに出席。昨年9月の第一子出産後、約1年ぶりに公の場に登場し、深作健太監督とともに大ファンだというリー監督の魅力などを語った。
第2次世界大戦時のイタリアを舞台に、黒人だけで編成された実在の歩兵師団「バッファロー・ソルジャー」の隊員たちが人種の壁を越えて、現地のイタリア人少年を救おうとする姿を描いたヒューマンファンタジー。奥菜は、「冒頭から釘付け。スケールの大きい作品でいろんな要素が詰まっている。特に人種差別のシーンは衝撃的だった」と話した。リー監督については、「一番好きなのは『マルコムX』。ものすごく(観客に)訴えかけるパワーやエネルギーがある監督さん」。現在は子育てと並行し、3月に上演される舞台「象」の稽古に励む日々で「楽しく両立しています」と充実した表情を見せた。
深作監督は、「先が読めない展開でハラハラした。スパイク・リー監督の新境地」と絶賛。さらに、「シリアスな中に笑いの要素を忘れていないし、歴史の裏側に絶えず挑戦し続けている」と熱っぽく語った。また、奥菜の長女が同じ9月15日生まれだと知り、「こんなところにも“奇跡”が」と興奮気味だった。
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