「フローズン・リバー」、日本で劇場公開と同時にオンデマンド上映

2010年1月15日 11:30

各映画祭でも称賛を浴び続けている
各映画祭でも称賛を浴び続けている

[映画.com ニュース] マイシアター(東京都杉並区/川口真史代表取締役)とアクトビラ(東京都渋谷区/木村純代表取締役社長)はこのほど、マイシアターと電通が共同で提供する映画情報番組「myシアター」で、日本で初めて劇場公開と同時に映画本編をアクトビラ対応テレビでオンデマンド配信するサービス「リミテッドプレミアホームシアター」を開始することを発表した。

1作目に選ばれたのは、2008年のサンダンス映画祭でグランプリを戴冠し、審査委員長のクエンティン・タランティーノが絶賛した話題作「フローズン・リバー」に決定。主演のメリッサ・レオは、鬼気迫る演技で昨年の米アカデミー賞では主演女優賞にノミネートされる快挙をなし得た。東京・渋谷のシネマライズで1月30日に公開されてから1週間後の2月6日から、6週間の期間限定で1200円(税込み)にて配信する。

今回のサービス提供の背景には、昨年6月に全国約2000人に対して行った映画観賞についての調査がきっかけ。「映画観賞に関する不満な点」について、全体平均で約30%、地方に限定すると40%近くの回答が「見たい作品が近くの映画館で上映されていなかった」を占めていたことにある。同サービスが定着することで、限定地域でしか上映されない作品も自宅で観賞可能になり、映画人口拡大への布石にもなる。

シネマライズを運営する泰和企業の頼光裕氏は、「映画館の立場で考えれば、本当はありえないこと。しかし、いったん外に目を向けると、アメリカでは配信で映画を見ることは当たり前に普及している」と明言。そのうえで、映画業界を取り巻く厳しい状況に危機感を募らせ、「映画館でなくても『アクトビラ』対応テレビの高画質大画面で、とにかく映画を見てほしい。そうすれば、映画館にも行きたいと思うはず。新しいテクノロジーを信じて、競争ではなく共存して『映画』という文化を一緒に育てていきたい」と強調し、映画館とオンデマンドという興行形態に協力するにいたった背景を説明した。

(映画.com速報)

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