「ONE PIECE」初日に“ルフィ”乱入でファン大喜び
2009年12月12日 14:38
[映画.com ニュース] 累計発行部数1億7600万部を突破した人気漫画が原作のアニメ「ONE PIECE」の劇場版第10作「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」が12月12日、全国188スクリーンで封切られた。
メイン館となる東京・丸の内TOEI2には、中井和哉、岡村明美、山口勝平、矢尾一樹ら人気声優がずらり勢ぞろいし、境宗久監督とともに舞台挨拶を行った。主人公ルフィの声を担当する田中真弓はスケジュールの都合で欠席したため、スクリーン上のビデオメッセージで参加し「(原作者の)尾田っちのせいでもあるんですよ。公開がずれ込みましたから」と言い訳をすると、満席の場内からは喝采がおくられた。
その後は田中の独壇場で、フランキー役の矢尾にパンツを見せる指示を出したり、ゾロ役の中井に「冬を呼ぶマラカスダンス」を披露させたりと、やりたい放題。さらに、取材陣向けの写真撮影のタイミングで場内に隠れていた田中がカメラを構えて乱入する“ドッキリ”もあり、ファンは大喜びだ。そして、「正月の映画王にオレがなる!」と宣言すると、会場のボルテージは最高潮に達した。
同作の公開初日には、原作「ONE PIECE」0巻がプレゼントされるとあって、丸の内TOEIはじめ多くの劇場で全上映回の座席が完売。配給の東映によれば、先着150万人分のコミックを用意しているそうで、メイン館となる同館でも約1万冊が会場入り口に並んでいた。この勢いは全国の劇場でも同様で、今後の興行展開を含めて目が離せない。