ネットフリックスがプレステ3でのストリーミング視聴を開始
2009年10月27日 17:40
[映画.com ニュース] 米DVDレンタル大手のネットフリックスは10月26日、北米におけるプレイステーション3への映画とTV番組のストリーミング・サービスを11月から開始することを発表した。
ネットフリックスに定期会員登録しているプレステ3のユーザーは、無料で1万7000ある同社のコンテンツをストリーミング視聴が可能になる。定期会員の月額は最低9ドル(約830円)。ユーザーが同社から郵送されるブルーレイ・ディスクをプレステ3にセットすると、インターネットを通じて同サービスを受けられるようになるというシステム。
同サービスは、すでにRokuのデジタルビデオプレイヤー、インターネット接続TV、ブルーレイのプレーヤーなどの端末でも利用できる。マイクロソフトのXbox360でも視聴できるが、主にオンライン・ゲームを目的として年間50ドルを支払っている「Xbox・ライブ・ゴールド・メンバー」に限られている。
ネットフリックスはDVDの郵送レンタルが本業だが、同ストリーミング・サービスに力を入れ、今年7~9月に51万人の新規会員を獲得。この数字は昨年同期比95%増、現在の総会員数は1110万人となっている。同社は、2030年までにDVDのレンタル業務を停止すると見られている。
プレステ3は、北米で約900万台を売り上げており、全世界では2500万台を超える大ヒット。同社にとって、願ってもない新規顧客開拓の機会だ。ネットフリックスは、かねて3大ゲーム・コンソールであるXbox、プレステ、任天堂Wiiすべてにサービスを提供したい意向を表明しており、残るは売り上げナンバーワンのWiiだけとなった。
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