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ジョン・ウー監督が「サムライ」とマルコ・ポーロ「東方見聞録」を映画化

2009年10月13日 12:03

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サムライ精神とジパング、 英語版でも日本にゆかりが
サムライ精神とジパング、 英語版でも日本にゆかりが

[映画.com ニュース] 03年の「ペイチェック」以降、英語作品を手がけていなかったジョン・ウー監督(「レッドクリフ」)が、2本の英語作品を構想中のようだ。

米Movielineが伝えたもので、まず1本は、ジャン=ピエール・メルビル監督、アラン・ドロン主演の「サムライ」(67)をリメイクするノワール作品。それは数年前から温めてきたウー監督念願の企画であり、米クライテリオン社のオリジナル映画DVDの解説ブックレットでも「メルビルは私にとって神だ」とコメントしているほどで、ウー監督独特のスタイリッシュな香港ノワールの原点がそこにある。「現代の映画にして作りたい」と同監督。トレンチコートが似合ったドロン演じたニヒルな殺し屋が誰になるのか興味深い。

もう1本は、中世イタリア・ベネチア共和国の商人で、中国・元などアジア諸国を旅した探検家マルコ・ポーロが口述したとされる13世紀末の旅行記「東方見聞録」(著者はルスティケロ)を下敷きとした冒険映画だという。ウー監督は、17歳のマルコ・ポーロが、父や叔父らとともにアジアへ旅立ち、24年後にベネチアへ帰国。ジェノバとの戦いで捕虜になり、その旅行記を口述するまでを描くという。ちなみに、同書は世界で初めて黄金の国「ジパング(=日本)」という表現が使われた書物だ。

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