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小池徹平、本番中に居眠りの品川を「妙にリアルな芝居」とチクリ

2009年9月15日 12:00

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ワーキングプアの共感を呼びそう
ワーキングプアの共感を呼びそう

[映画.com ニュース] 「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」の完成披露試写会が9月14日、東京・豊洲のユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、主演の小池徹平、マイコ、田中圭品川祐(品川庄司)、田辺誠一佐藤祐市監督らが舞台挨拶に立った。

2ちゃんねるの書き込みから生まれた実話がベースの本作は、職場環境が劣悪な問題企業「ブラック会社」に就職してしまった元ニートの青年(小池)が、くせ者だらけの職場の先輩と同僚に悩まされながらも成長していく姿を描く。

「何日も徹夜が続く」「上司の命令は絶対」など、苛酷な状況下でひたむきに頑張る主人公・マ男を演じた小池は、「笑って泣ける素晴らしい作品ができた」と作品をPR。また、撮影後半はハードスケジュールだったことを明かし、「1日中スタジオにこもって、朝から夜のシーンを撮影していたので、朝なのに本当に眠くなることもあった。特に品川さんは妙に目がとろーんとしていて、リアルな芝居をしていた(笑)」と本番中の居眠りを暴露。一方の品川は、「立ちながら寝てしまった。右目だけ二重になっているシーンがある(笑)」と開き直って笑いを誘っていた。

現代の日本を映し出すワーキング・エンターテインメントを手がけたという佐藤監督は、「僕はもともとTVドラマを撮っていた人間で、寝ずに働いたことも何度もある。一体何がブラック会社なんだろう?と考えたとき、『人』だなと結論付けた」と説明。そして、「マ男の頑張りが伝染して周りの人間も変わっていく。自分の努力で周りも変えられるんじゃないか、という思いでこの映画が生まれた」と語り、「どんな会社にもこの映画のキャラクターに酷似した人がいる。そんな中でどうするのかを考えてほしい」と訴えた。

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」は11月下旬公開。

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