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ヘルツォーク監督が、ニコラス・ケイジのドラッグ中毒を大暴露?

2009年9月7日 12:00

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ケイジよりもイグアナが好みだったようで…
ケイジよりもイグアナが好みだったようで…
Photo:Globe Photos/アフロ

[映画.com ニュース] ベネチア国際映画祭のコンペ作品「Bad Lieutenant: Port of call New Orleans」に主演したニコラス・ケイジが、共演のエバ・メンデスベルナー・ヘルツォーク監督とともに9月4日に行われた記者会見に出席した。

監督は開口一番、「ドラッグ中毒の話だが、私は(ドラッグを)やっていない。ニック(ニコラス・ケイジ)はやっていたよ」と大真面目な顔で意味深なジョークを披露。思わず隣にいたケイジも目をテンにする一幕もあった。

映画は、アベル・フェラーラ監督、ハーベイ・カイテル主演の「バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト」(92)のリメイクでありながら、中身はかなり異なる。ハリケーン・カトリーナ後のニューオリンズを舞台に、ケガの療法がもとでドラッグ中毒になった警部がギャングと取引をしながら悪に染まって行く様子を描く。

プロデューサーも兼任した主演のケイジは会見で、「ニューオリンズといえばジャズの聖地。監督に許しを得て、フリージャズ・スタイルのように即興演技を取り入れてみた」と発言。作中登場する印象的なイグアナについては監督が「ハ虫類は大好き。イグアナを至近距離で撮影できて、すごく興奮した。この映画の見どころのひとつ」とアピールし、会場の笑いを誘った。

ヘルツォークは今年のベネチア映画祭で、サプライズフィルムとして5日に上映された「My son, My son, What Have Ye Done」でもコンペ入り。なんと2作品コンペに入るという異例のケースとなった。監督いわく、「ディレクターのマルコ・ミューラーにとても情熱的に口説かれたんだ」とのこと。デビッド・リンチがプロデュースした本作は、実話がベースの母親を殺害した男の物語であり、ウィレム・デフォークロエ・セビニーマイケル・シャノンら魅力的なキャストによって、不条理な狂気の世界がヘルツォーク監督らしくユーモアと恐怖を交えて展開する。

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