今年はさらにスケールアップ!「第2回したまちコメディ映画祭」記者会見
2009年8月12日 12:00
[映画.com ニュース] 上野と浅草を舞台に、国内外のコメディ映画を一堂に集めた「したまちコメディ映画祭 in 台東」が、昨年に引き続き今年も9月21日~25日の5日間開催される。8月11日、東京・上野の旧東京音楽学校奏楽堂にて記者会見が行われた。会見には、実行委員会会長であり台東区長でもある吉住弘、総合プロデューサーのいとうせいこう、審査委員長の大林宣彦監督、審査員の岸本加世子、堀部圭亮の5名が下町ならではの法被(はっぴ)姿で登場した。
第2回開催にあたり、吉住区長は「今年は昨年よりも期間・会場数も多くとっていますので、皆さんに楽しんでいただけると思います。景気低迷の時期だからこそコメディ映画を見て大いに笑い、笑顔を取り戻してもらいたいと思います」とコメント。総合プロデューサーのいとうは、「昨年よりも大きくなって帰ってくるとは思いませんでした。これもコメディが持つ、人間を肯定する力の賜物だと思います。重責を感じています」とスケールアップした映画祭にかける意気込みを、緊張した面持ちで語った。
また、今年新設されたコンペティション部門の審査委員長である大林監督は「笑いとは日本人が古来持っていた、元気になるための知恵です。それを残し、守り、伝えていくことが、よい明日を生む元気の力となります。その知恵がこの映画祭から生まれるのはすばらしいことです」とコメディ映画祭の重要性を説いた。
今年はオープニング作品として山田孝之主演「大洗にも星はふるなり」(福田雄一監督、11月公開)が上映されるほか、特別招待作品として堺雅人主演「クヒオ大佐」(吉田大八監督、10月公開)の上映も決定している。ラインナップの詳細は、同映画祭公式サイトで確認。