パンクの女王パティ・スミス来日、マイケル・ジャクソンの追悼歌を熱唱!
2009年7月30日 12:00
[映画.com ニュース] ニューヨーク・パンクを代表するアーティスト、パティ・スミスのドキュメンタリー映画「パティ・スミス/ドリーム・オブ・ライフ」のトークイベントが東京・渋谷のタワーレコードにて行われ、パティ・スミスと監督のスティーブン・セブリングが登場した。
先週、新潟・越後湯沢にて行われた「FUJI ROCK FESTIVAL 09」にも登場したスミスは、「フジロックは3回目だけど、最高だった! 人に向かって歌うのもいいけど、山に向かって歌うのも楽しい」と話し、映画については「実は今日は父の誕生日で、映画が公開される日は父が亡くなった日なの。みんな映画を見たらうちの父を思い出してね」としんみり語った。また、人気ロックバンド「ザ・ホワイト・ストライプス」のメグ・ホワイトと結婚したスミスの息子でギタリストのジャクソン・スミスも映画に出演しており、「さっき店内を歩いてたらメグのビデオが流れていて、『義理の娘だわ!』って驚いたのよ」と笑って話した。
約11年もの間スミスに密着し続けた監督は、「パティと知りあって14年になるけど、全然長く感じないよ。パティに疲れちゃうなんてあるわけないよね?」と観客に問いかけると、スミスは「私は自分に疲れるけど」とこぼし、会場の笑いを誘った。
iPhoneで写真を撮ったり会場を自由に歩き回ったり、終始リラックス・モードのスミスだったが、終盤にはマイケル・ジャクソンの追悼歌「The Jackson Song」「Wave」、日本の印象を即興で織り交ぜた「In My Breaking Ear」の3曲を熱唱し、会場を大いに盛り上げた。
「パティ・スミス/ドリーム・オブ・ライフ」は8月29日、シアターN渋谷ほか全国順次公開。