玉木宏、ウィーンフィルの指揮台に乗り「重み感じる」。「のだめ」欧州ロケ
2009年7月7日 12:00

[映画.com ニュース] 上野樹里、玉木宏が6月27日、オーストリアの首都ウィーンで主演映画「のだめカンタービレ 最終楽章」(前後編の2部作)現場取材にて、撮影の様子や今後の意気込みなどを語った。
二ノ宮知子の同名人気コミックを実写化し、06年のTVドラマ、08年のスペシャルドラマに続く今回の劇場版2部作でシリーズは完結。ヨーロッパに活動の拠点を移したのだめと千秋を描くため、5月末のクランクイン後、6月16日~10月末にかけて長期ヨーロッパロケを敢行中だ。
この日のロケ地となったのは、ウィーン・フィルハーモニーの本拠地、ウィーン楽友協会。指揮者として成長していく千秋を演じる玉木は、「ベートーベンやモーツァルトなど偉大な作曲家にゆかりのある場所で、まして200年近く歴史があるホールで指揮棒がふれるということは、役者として2度とできないこと。その場所を楽しみつつ、緊張感を持ちつつやっています」と話した。
日本人では「世界のオザワ」こと小澤征爾など、少数の指揮者しか立っていない楽友協会の指揮台は「立った瞬間に歴史の重みを感じた」とのことだが、撮影は「楽しんでます」と話す。「ドラマの時にもやった『ベト7』(ベートーベン「交響曲第7番」)という曲があるので、楽しんでやってますし、のってきますね。後半の第4楽章になればなるほど」と、「指揮者」として本場の空気に触発されているようだ。
一方、そんな千秋の背中を追いかけるのだめ役の上野は、「観客席から見ていてすごく引き込まれた。見ているだけで泣いたり笑ったりできるのは、千秋先輩の指揮が成長しているということ。早くお客さんにも観ていただきたい」と玉木を絶賛。音楽の都についても、「なかなか来られない場所で撮影させていただける。がんばんなきゃなって思います」と話している。
撮影はこのほかフランスのパリ、スロバキアのブラチスラバ、チェコのプラハやブルノなどで行われる。「のだめカンタービレ 最終楽章」は前編が12月19日公開、後編は10年春に公開予定。
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