穂のか、ライバルは父・石橋貴明?「はりまや橋」舞台挨拶
2009年6月3日 12:00
[映画.com ニュース] 高知を舞台に、日米間の文化交流をテーマに描いた「The Harimaya Bridge はりまや橋」の試写会が6月2日、東京・新宿バルト9で行われ、出演者の高岡早紀、穂のか、アロン・ウルフォーク監督が舞台挨拶に登壇した。
本作は、事故で他界したアフリカ系アメリカ人ミッキー(ビクター・グラント)の描いた絵を集めるため来日した父ダニエル(ベン・ギロリ)が、現地の人々の温かさに触れ合い、誤解や偏見を乗り越えていく姿を描いたドラマ。高岡は周囲の偏見に苦しみながらミッキーとの間にできた子供を育てていく女性を、穂のかは物語のカギを握る知的障害の生徒に扮している。
17年前に英語教師として高知に住んでいたウルフォーク監督は、「“はりまや橋”はとても小さな橋ですが、文化間の架け橋という大きなシンボルがあります」と日本語を交えて観客に挨拶した。撮影中の指導や劇中の台詞は英語が大半を占めるのだが、高岡は「英語で日本の心を表現することが想像以上に難しかったです」としみじみ振り返った。
女優デビュー作にして知的障害者という難役に挑んだ穂のかは、とんねるずの石橋貴明と前妻の娘。父親に相談せず、自らオーディションに挑んで役を勝ちとったという。だが、「初めての撮影だったのでとても緊張して、高知に入る3日前に40度の熱が出ました」と苦労を告白。「メジャーリーグ2」(94)でハリウッド・デビューしている父親からは「俳優の先輩としてアドバイスをもらいましたが、ちょっと悔しかった」と早くもライバル視している様子で、「いつか共演したいです。バラエティでも何でも。胸張って私の前に出てほしい」と不敵な笑みを浮かべた。
「The Harimaya Bridge はりまや橋」は6月13日より公開。
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