オバマ&麻生のトップ会談に小沢一郎が乱入?「消されたヘッドライン」
2009年5月15日 12:00
[映画.com ニュース] ラッセル・クロウとベン・アフレックが共演した社会派サスペンス「消されたヘッドライン」(ケビン・マクドナルド監督)の特別試写会が5月14日、東京・半蔵門のTOKYO FMホールで開催され、風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」の松下アキラ、福本ヒデ、竹内康明がトークショーを行った。
本作は03年に英BBCで放送されたミニシリーズを、物語の舞台をアメリカに置き換えて映画化した作品。ベテラン記者のカル(ラッセル・クロウ)が自殺と報じられた女性の死亡事故の裏側に隠された真実を追いながら、巨大な陰謀に巻き込まれる姿をスリリングに描いている。
3人はそれぞれバラク・オバマ米大統領(松下)、麻生太郎総理大臣(福本)、小沢一郎民主党代表(竹内)に扮して登場。「この映画に登場する新聞社の調査能力はすごい! ぜひ西松建設の献金事件も調べてほしい」と早速、麻生総理がジャブをかますと、小沢代表は「あの事件に関しては、一点もやましいところはない。怪しいところは何点かありますが」とあっさり自分の非を認めたばかりか、「代表の座は鳩山さんに譲りたい。私は法務大臣になって警察をぶっつぶすのが夢」と過激なコメントで客席を沸かせた。
一方、オバマ大統領は経営危機に陥っている大手自動車メーカーのビッグ3(GM、フォード、クライスラー)を引き合いに出し、「日本にもおバカなビッグ3がいる。安倍(晋三)、福田(康夫)、麻生(太郎)」と短期間でコロコロ交代している日本のトップを皮肉った他、突然の辞任を発表した小沢に対して「政権を取ると思って、せっかくヒラリーに会わせてあげたのに」と恨み節だった。
「消されたヘッドライン」は5月22日日本公開。