玉木宏、7キロ減量で初の悪役に挑戦!手塚治虫原作「MW」完成
2009年4月30日 12:00

[映画.com ニュース] 故・手塚治虫の同名コミックを玉木宏&山田孝之主演で映画化した「MW ムウ」(岩本仁志監督)の完成披露試写会が、4月28日、東京・新宿ミラノ1で行われ、玉木、山田のほか共演の石橋凌、山下リオ、山本裕典が舞台挨拶を行った。
本作は、16年前にある島で島民が全滅した事件から生き延び、冷酷な殺人鬼となって世界を制裁しようとする結城美智雄(玉木)と、敬虔な神父としてそんな結城の悪行を止めようとする賀来裕太郎(山田)の姿を描いた、ピカレスクなダークヒーロー大作。夢や希望に満ちた作品の多い手塚コミックにあって、人間の悪徳や社会の病理をえぐりだした異色作となっている。
自身初の悪役となった玉木は、「俳優なら誰もが悪役に憧れると思う。普段体験できないからこそ、イメージ力が問われるだけに、やりがいがある。ずっとやりたかった」と意気込みをコメント。役作りでは、繊細でシャープでスマートな結城を演じるため、食事制限で体重を7キロも減量し、撮影にのぞんだという。
一方、結城を救おうとしながらも、それを止められずに苦しむ賀来役の山田は「フラストレーションがたまりました」とのこと。「こちらは葛藤をかかえているのに、結城は好き勝手やって、玉木くんは楽しそうだった。次は“ダブル結城”でやりたい」とこぼして笑いを誘った。

また、映画のテーマでもある「世界を変えるためには何が必要か」という質問に、山田は「無理」とひと言。「僕はそんな大それたことできないです」という謙虚な理由だったが、その率直すぎる回答に共演者も苦笑い。一方、「相棒」と掲げた玉木は「結城は一匹狼なところがあるけど、人はひとりでは生きられない。誰か“相棒”がいてくれれば……。別の映画の宣伝ではありません(笑)」と語り、大ヒット刑事ドラマを引き合いに出して笑わせたが、最後は「手塚治虫さんの生誕80周年という意味のある年に公開できてうれしい。何が善で何が悪なのか、心に残ると思う。そうしたメッセージが届けば!」と話して舞台挨拶を締めくくった。
「MW ムウ」は7月4日公開。
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