「ウォレスとグルミット」アードマン・スタジオの長編映画2本が始動
2009年4月30日 12:00
[映画.com ニュース] 07年にソニー・ピクチャーズと3年間のパートナー契約を結んで以降、動きが聞こえてこなかったアードマン・スタジオ(「ウォレスとグルミット」シリーズ)だが、ようやく2本の長編映画の製作が始動したと米ハリウッド・レポーター誌が報じた。
1本は、アードマンの共同創設者、ピーター・ロードが「チキンラン」(00)以来久しぶりに監督を務める「パイレーツ!(Pirates!)」。ギデオン・デフォーの同名のベストセラーシリーズを基にした、アードマンならではのストップモーション・アニメーション作品になる予定。ロンドンにやってきた海賊たちが進化論の祖チャールズ・ダーウィンと出会って繰り広げる騒動を描くアドベンチャー・コメディで、原作者デフォーが自ら脚色にあたる。
もう1本は、アードマンとソニー・ピクチャーズ・イメージワークスの共同製作によるフルCG作品「アーサー・クリスマス(Arthur Christmas)」。ピーター・ベイナム(「ボラット」)のオリジナル脚本によるもので、サンタクロースがどうやって一晩で世界中にプレゼントを配り終えるのかという謎に迫る。サラ・スミスとバリー・クック(「ムーラン」)が共同で監督を務める。