米映画俳優組合、今夏ストは回避。ハリウッド製作者側と暫定的合意
2009年4月21日 12:00
[映画.com ニュース] 米映画俳優組合(SAG)理事会が、ハリウッドのスタジオを代表する映画テレビ製作者連盟(AMPTP)との9カ月あまりの膠着状態に別れを告げ、4月19日午後(米時間)、暫定的合意に至った。今年7月よりスト突入かと危惧されていたが、これによりSAGのストライキが起こる確率は限りなくゼロになった。
19日に正式発表されたSAGメンバーの暫定案に対する投票は、賛成53%反対47%という僅差で“承認”され、2011年6月30日までの今後2年間、俳優側はスタジオ側と新たに契約を結ぶことになる。今回の争点は特に、ニューメディアであるインターネットでの2次使用料に関する取り決めだったが、2次使用料3.5%増で合意した。
全米の俳優たちは08年6月30日からスタジオ側と契約書もなしに働いており、ストライキ突入のデッドラインである09年6月30日まで、5週間を残すのみだった。
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