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鳥越俊太郎×徳光和夫が“理想の死に方”を語る、「グラン・トリノ」試写会

2009年4月16日 12:00

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“死”を語るにはまだまだ早い2人
“死”を語るにはまだまだ早い2人

[映画.com ニュース] 4月15日、東京・新宿の新宿ピカデリーでクリント・イーストウッド監督・主演「グラン・トリノ」の試写会が行われた。上映終了後にジャーナリストの鳥越俊太郎とアナウンサーの徳光和夫が登壇し、本作の魅力について語り合った。

俳優引退を示唆しているイーストウッドにとって、最後の主演映画になる本作は、偏屈で頑固な老人ウォルト(イーストウッド)が、隣に住むアジア系移民の少年タオとの交流を通じて、これまでの偏見に満ちた人生を変えていくというストーリー。

イベント前に、劇場のエントランスに展示されたビンテージカー、72年型グラン・トリノの前で写真撮影に応じた鳥越と徳光。本作について徳光は「(WBCでの)サムライJAPANの感動がまだ残っている時に、またこれほど感動できるとは」と自身の好きな野球を引き合いに出して絶賛し、「我々はイーストウッドより10歳ぐらい下の世代だが、(人生の)道しるべを授けてもらった気がする」とアメリカ映画界の巨匠に敬意を表した。

1959~65年にTV放映された西部劇「ローハイド」の頃から大のイーストウッドファンだったという鳥越は、「一見、頑固で嫌な男に思える主人公だが、映画を最後まで見れば本当は非常に気高い志を持っていることが分かる。ウォルトはグラン・トリノに象徴される古き良きアメリカ人。最近のアメリカは、ITバブルやサブプライムローンなど金儲けのことばかりで、9・11以降は戦争に明け暮れている。イーストウッド監督は、そういう荒んだアメリカを見直そうと提示したのでは」とジャーナリストらしいコメントで本作を分析した。

72年型グラン・トリノと
72年型グラン・トリノと

最後に「人生の締めくくり方」について問われた2人は、「食うものは食った!女性もできるだけ知った!いろんな仕事もした!と、この世に何の後悔もなく好きな音楽を聞きながら死を迎えたい」(鳥越)、「劇的な死に方をしたい。万馬券を持って『これを孫娘に渡してくれ』と言いながら死ぬか、巨人の二軍戦を見に行ってボールが頭に当たって死ぬとか(笑)」(徳光)、とそれぞれ語っていた。

グラン・トリノ」は4月25日より公開。


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