映画「相棒」がアンコール上映!新作「米沢守の事件簿」とリンクも
2009年2月16日 12:00
[映画.com ニュース] 昨年5月に公開され興収44億円を超える大ヒットとなった「相棒 劇場版/絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」が、アンコール上映されることになった。
これは、「相棒」から生まれたスピンオフ映画「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」が3月28日より公開されることを受けたもの。同作は、シリーズの脇役の中でも人気が高い警視庁鑑識課員・米沢守(六角精児)が主人公を務める作品だ。「相棒 劇場版」で描かれた一連の事件の裏で、米沢自身が“個人的な驚愕の事実”を発見していたという設定で、2つの作品が劇中の数カ所でリンクしているという。それぞれ単体でも楽しめるが、“両方を見るとよりいっそう楽しめる”という発想のもと、今回のアンコール上映が決定した。
両作を配給する東映によれば、通常、劇場公開を終了した作品のフィルムは、資料用に数本残すのみで、残りは裁断してジャンク処理するか、または海外上映のために国外へ持ち出されてしまうか。「『相棒』は、多くのファンに愛された作品なので、もう一度スクリーンで見たいという要望を受ける日が必ず来ると思い、フィルムを50本取っておいた」とのこと。
「相棒 劇場版」のアンコール上映は、2月21日より東京・銀座の丸の内TOEI2ほか、全国30館以上の劇場で決定済み。鑑賞料金は一律1000円で、「米沢守の事件簿」の前売り券を提示すれば、半額の500円で鑑賞できる。
現在放送中の最新TVシリーズでは、シリーズ化以降最高視聴率となる20.7%を記録するなど、依然として人気の高い「相棒」。昨年の邦画年間ランキングでも5位になったヒット作が、今回のアンコール上映で、さらにどこまで興行記録を伸ばせるか。また、スピンオフ映画「米沢守の事件簿」へのヒットにつながるかが期待される。