ボイコットに揺れるサンダンス映画祭、オープニング作品は大人のクレイアニメ
2008年11月21日 12:00
[映画.com ニュース] 来年1月15日~25日まで開催されるインディペンデント映画界最大の祭典、第25回サンダンス映画祭のオープニング作品に、フィリップ・シーモア・ホフマン、トニ・コレット、エリック・バナらが声優を務めるオーストラリアのクレイアニメ「Mary and Max」が決定した。
同作は、「ハーヴィ・クランペット」で03年アカデミー短編アニメ賞を受賞したオーストラリア人監督アダム・エリオットの作品。サンダンス映画祭でアニメ映画がオープニングを飾るのは、07年の「Chicago 10」以来2度目。
文通を交わすようになるメルボルン郊外在住の8歳の孤独な少女メアリー(コレット)と、ニューヨークに住む、アスペルガー症候群を患う病的に太った44歳のユダヤ人男性マックス(ホフマン)との20年に及ぶ交流を描く。自閉症、精神医学、アルコール依存症、肥満、剥製術、盗癖といったシリアスなテーマを扱うほろ苦くも感動的なダークコメディだという。
徐々に上映作品が固まりつつあるサンダンス映画祭だが、最近、先のカリフォルニア州での同性婚禁止法案通過に関連して、同映画祭への抗議運動が巻き起こっている。
同映画祭の開催地である米ユタ州を拠点にするモルモン教会が、同法案を支持するキャンペーンに巨額の寄付を行っていたことが原因。ユタ州にとって大きな観光資源である同映画祭をボイコットすれば、ユタ州全体の経済にダメージを与えることができるという理屈だ。さらに、同映画祭のメインの上映会場となる映画館チェーン「シネマーク」の代表も同性婚禁止法案支持に9999ドルを寄付していたことが判明し、事態に拍車がかかった。
とはいえ、サンダンス映画祭自体はむしろ早くからゲイ映画の発展に貢献してきたというのも周知の事実。「開催できなくなるといったことはない」というのが大方の見方だ。
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