英国王室の機密を描いた「バンク・ジョブ」にジョン・レノンとオノ・ヨーコが?
2008年11月14日 12:00
[映画.com ニュース] 11月22日より公開されるロジャー・ドナルドソン監督、ジェイソン・ステイサム主演のクライム・サスペンス「バング・ジョブ」に、なんとジョン・レノンとオノ・ヨーコ夫妻が出演しているという。入手した劇中写真の左手奥に、ジョンとヨーコの2人が写っているが……。
1971年にロンドンで実際に起こった銀行強盗事件を映画化した「バング・ジョブ」は、借金に困った主人公テリー(ステイサム)が、昔の恋人マルティーヌ(サフロン・バロウズ)にもちかけられた銀行強盗計画に乗ることから始まる。テリーは目標とする銀行の地下金庫に侵入し、大金と宝石強奪に成功したまでは良かったが、その中には英国王室と政界を揺るがす大スキャンダルの証拠が隠されており、それを手にしてしまったテリーは、英国政府諜報機関MI-5に追われる羽目になる。
この事件は、長年にわたって国家機密とされていたが、事件から35年を経て、犯人たちと接触したジャーナリストによって明かされ、今回の映画化に至った。
写真の中央にいるアフロヘアの人物は、黒人運動の指導者マルコムXを気取ったエセ左翼活動家で、実在した“マイケルX”なる人物。彼が英国王室の重大スキャンダルを金庫に隠した張本人とされている。そして、写真に写っているジョンとヨーコは、実はソックリさんが演じているのだが、エンドクレジットにはそれぞれジョン・レノン役、オノ・ヨーコ役としてクレジットされており、つまりは事件の鍵を握るマイケルXとジョン、ヨーコ夫妻がなにかしらの関係があったと思われるのだが、果たして……。真相は劇場で確かめてほしい。