古田新太、衝撃の配役理由に大慌て。「小森生活向上クラブ」初日
2008年11月10日 12:00
[映画.com ニュース] 個性派俳優として舞台・TV・映画に大活躍の古田新太が映画初主演を果たした「小森生活向上クラブ」が11月8日に初日を迎え、東京・渋谷のシネ・アミューズにて、古田新太、栗山千明、忍成修吾、片嶋一貴監督による舞台挨拶が行われた。
同作は「ハーケンクロイツの翼」の片嶋監督が室積光の小説を映画化したもので、冴えない日々を送っていたサラリーマンの小森(古田)が“社会のクズに制裁を加える”ために殺人を繰り返していくというブラックコメディ。
身勝手な正義感を振りかざして暴走する主人公を演じた古田は、「バンバンぶち殺しますんでスカッとしてください。そしてくれぐれも街で人を殺さないように」と、ブラックジョーク交じりに映画の見どころを語った。
初主演作のオファーを受けた時は「興行的に大丈夫なのかなと思った」と自虐ぎみに話す古田に対し、片嶋監督は「キャスティングのポイントは“人を殺しそう”なところ」と衝撃の発言。「この役に共感する部分なんてありませんから!」と慌てて取りつくろう古田に、観客は大爆笑だった。
本作の主人公は悪人を“処刑”することによってストレスを発散していくが、古田自身は「毎日酒を飲んで酔っ払いながら仕事しているので、ストレスは感じたことがない」とのこと。そんな古田と共演した忍成と栗山は、「古田さんのリアクションがすごく面白くて、笑ってしまうことが多かった」(忍成)、「明るくダークな現場ですごく楽しかったです」(栗山)と笑いの絶えない撮影現場を振り返った。「小森生活向上クラブ」は現在公開中。