ファレリー兄弟が悲願のおバカコメディ“三ばか大将”をリメイク!
2008年11月5日 12:00
[映画.com ニュース] 「キングピン/ストライクへの道」(96)、「メリーに首ったけ」(98)、「愛しのローズマリー」(01)といった大ヒットコメディで知られるピーター&ボビー・ファレリー兄弟が、長年温めていたスラップスティック・コメディの古典“三ばか大将”こと「スリー・ストゥージス(The Three Stooges)」のリメイク企画に、MGM映画がゴーサインを出した。
「スリー・ストゥージス」は、モッズ頭で過激なツッコミをする“モー・ハワード”、坊主頭で大ボケをかます石頭の“カーリー・ハワード”、少々ハゲ上がったもじゃもじゃ頭でボケては髪の毛をかきむしる“ラリー・ファイン”という3人組が織りなすドタバタのコメディ集団のこと。日本のTV草創期の63年に、彼らが60年代に出演した短編映画が「三ばか大将」として日本テレビ系列で放送され、絶大な人気を博した。最近では、熱烈なファンで知られる俳優のメル・ギブソンが製作総指揮を務めたTV映画が製作されている。
ファレリー兄弟は、5年ほど前からワーナー・ブラザースでの映画化を目指して企画開発に入っていたが、このほどMGMがプロジェクトを続行することになり、来年の11月20日全米公開を目指し、まもなく撮影に入る。
同作では、脚本を完成させているファレリー兄弟がメガホンも取る模様だ。キャストについては未発表だが、兄弟はおよそ1年前に米映画サイトMovieWebのインタビューに答え、モー役について「ベニチオ・デル・トロ、またはラッセル・クロウのような俳優を考えている」と述べている。
なお、ファレリー兄弟は第1回したまちコメディ映画祭in台東の特別企画「ファレリー兄弟に首ったけ!」への参加も決定、初来日する予定。11月23日15時より東京・浅草の浅草パークホールにて、代表作「メリーに首ったけ!」の特別上映とパネルディスカッションが行われる。
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