新婚・長谷川京子が観客の祝福を受け、思わずウルウル「七夜待」初日

2008年11月4日 12:00


河瀬監督から長谷川へ、新婚&初日祝いの花束贈呈
河瀬監督から長谷川へ、新婚&初日祝いの花束贈呈

[映画.com ニュース] 「殯(もがり)の森」で第60回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した河瀬直美監督の最新作「七夜待(ななよまち)」が11月1日に初日を迎え、東京・渋谷のシネマライズで河瀬監督、主演の長谷川京子、脚本の狗飼(いぬかい)恭子が舞台挨拶を行った。

本作は、日常をリセットするためにタイにやって来た30歳のヒロイン、彩子(長谷川)が、タイ人の母子やひとりのフランス人男性と出会い、言葉の通じない苛立ちの中、古式マッサージに触れることで、自分自身を見つめ直す物語。

先日の結婚発表後、公の場に出るのが初めてとあって、長谷川の発言に注目が集中。監督からの「みんなで“リアル彩子”ちゃんに『おめでとう』を言おう!」との呼びかけで観客全員から祝福されると、長谷川は「結婚発表後、直美さんから『愛情や幸せは日々の何気ない瞬間にある』とメールをもらった。それが結婚と恋愛の違いなのかなと思う。これからはひとりではなく、2人で支え合えって生きていきたい」と声を震わせながらの挨拶。その様子を姉のように見つめていた監督も「ラストの彩子の笑顔を見たとき、この映画は幸せな映画になると確信した。監督として初日を迎えることと、長谷川さんの人生の喜びを共有できたのが本当にうれしい」と感慨深げに語った。

また、監督との仕事を通じてさまざまなことを学んだと振り返ったという長谷川は「20代はオシャレをしたりいろんなものを身につけて自分をよく見せようと努力するけど、30代はイイ女になるために自分にとって不要なものを捨てていく作業が必要」とコメント。最後に、河瀬監督が「幸せというのは自分の足で歩くこと、手触りで何かを実感していく中で見つかるもの」と人生論を展開させると、長谷川はじっとその言葉に耳を傾けていた。

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