スピルバーグ&ジャクソン監督の「タンタン」が資金難でピンチ!
2008年9月22日 12:00

[映画.com ニュース] スティーブン・スピルバーグとピーター・ジャクソンというオスカー監督2人が共同で、ベルギーの漫画家エルジェの人気コミックを映画化する「タンタン」3部作が、資金難により製作の危機に直面することになった。
9月19日付けの米ロサンゼルス・タイムズ紙によると、両監督は「タンタン」第1作の製作費を1億3000万ドル(約140億円)に定めたが、第1作の撮影が開始される10月直前になり、製作資金1億ドル(約107億円)を提供するはずのユニバーサル映画が同企画から撤退することを決めたという。
「タンタン」3部作は、第1作をスピルバーグ、第2作をジャクソン、第3作を共同で監督する、(俳優の動作をモーションキャプチャーする)3Dアニメプロジェクトだが、企画続行を希望する両監督はパートナー会社を探す必要に迫られた。
同紙によると、両監督は先月、この事態を予期していたように、一度は断られたパラマウント・ピクチャーズの重役連中に対し、10分間のサンプル映像を見せており、回答待ちという状態らしい。一説に、パラマウントの親会社バイアコムが100%出資することでパラマウントとの再合意も間近という噂もある。だが、スピルバーグ監督率いるドリームワークスは先週末、パラマウントからの独立が発表されたばかりで、今後の動向に注目される。
ユニバーサルが撤退した理由についてLAタイムス紙は、同じ方式で作られたパラマウント映画「ベオウルフ/呪われし勇者」が総製作費に見合うだけの世界興収を上げなかったことを引き合いに出し、ユニバーサル上層部はモーションキャプチャー映画の採算性に難色を示したと見ている。「タンタン」3部作の総予算はもっと莫大で、スピルバーグやジャクソンのような大監督の才能よりも、ハリウッドの経済力学が優先されたようだ。また、両監督が「タンタン」3部作でそれぞれ世界興収の30%を要求していたことも問題になった(DVD収入や雑収入も同様)。ユニバーサルが黒字になるには、「タンタン」第1作の興収が4億2500万ドル(約454億円)を突破することが必要になるという。
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