「渋谷シアターTSUTAYA」リニューアル発表会に、椿姫彩菜登場
2008年9月1日 12:00
[映画.com ニュース] 東京・渋谷区のQ-AXシネマが「渋谷シアターTSUTAYA」と名称を変えて8月30日にリニューアルオープンすることを記念し、前日の8月29日、プレス発表会が行われ、男子校出身の現役女子大生モデル・椿姫彩菜が、同館のこけら落としとして上映される「コッポラの胡蝶の夢」についてトークを繰り広げた。
巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督が10年ぶりにメガホンを取った同作は、ルーマニア現代文学の巨匠ミルチャ・エリアーデの幻想文学「若さなき若さ」を原作に、落雷によって突然若返ってしまう言語学者(ティム・ロス)の数奇な運命を描く幻想奇譚。
タイトルの「胡蝶」にちなんで蝶々の羽をつけて登場した椿姫は、「この映画を見て『自分も雷に打たれて若返っちゃったらどうしよう』と想像がふくらみました。ある“区切り”があって、もう1度人生をやり直すというのは私も同じ。主人公の葛藤も繊細に描かれていて、自分を思い出すようなところもありました」と性転換した自らの過去を思い出した様子。さらに「今後、女優業への進出は?」と問われると、「自分の個性を出すひとつの表現方法としてチャレンジしてみたい。ヒーローに助けてもらうお姫さま役をやりたいです。現実ではヒーロー(のような男性)が現われる気配はまったくないですけど(笑)」と笑顔で答えた。
「渋谷シアターTSUTAYA」は今回のリニューアルによって"TSUTAYAの劇場空間"という印象を強め、TSUTAYAのグループシナジーを最大限に活用したサービスを展開。具体的な内容としては、会員限定イベントの開催、TSUTAYA店舗での関連コーナーの設置、ネット宅配レンタルサービスTSUTAYA DISCAS内での特集記事の掲載など、TSUTAYAの会員システム・店舗・ネットと連動したさまざまなサービスが提供されることになる。なお劇場設備は、THXシステムを備える地下1階のシアター1が263席、2階のシアター2が172席とこれまで通り。