日本映画の名脇役、女優の深浦加奈子さん、48歳、ガンで急逝
2008年8月27日 12:00
[映画.com ニュース] 日本映画やTVドラマで名脇役として活躍した実力派女優、深浦加奈子さんが、8月25日午後10時57分、S状結腸ガンのため、入院先の東京・虎ノ門病院で亡くなった。48歳だった。
深浦さんは、5年前の03年3月に体調不良を訴え、病院で精密検査の結果、S状結腸ガンだと判明。懸命の闘病生活を続けてきたが、腸閉塞を併発した上、今年3月にはガンが肝臓にも転移、さらに今月4日には肺にも転移し再入院していた。病床では大好きな仕事のことばかり考えていたというが、25日夜、姉に看取られて静かに息を引き取った。
明治大学在学中から、劇作家・川村毅が主宰する劇団「第三エロチカ」の看板女優として活動。その後、映画やTVでも活躍。コミカルな役からシリアスな役まで幅広い演技で魅了した名バイプレイヤーだった。
ドラマでは「家なき子」で少女(安達祐実)をいびる家政婦、「ナースのお仕事」で新人看護婦(観月ありさ)の先輩看護婦、NHK大河「秀吉」で豊臣秀吉(竹中直人)の姉とも役で強烈な印象を残した。主な映画出演作は「バトル・ロワイヤル」(00)、「ハッシュ!」(01)、「たそがれ清兵衛」(02)、「幸せのスイッチ」(06)など。
「仕事が恋人」と語っていた深浦さんは、闘病中も精力的に活動。今年2月、東京・下北沢の駅前劇場で上演された舞台「新しい橋」に出演。7月28日、姉に付き添われ広島へ出向き、地方局の原爆ドキュメント番組のナレーションをこなしたが、これが最後の仕事になった。
葬儀は近親者のみで行い、後日、お別れ会を開く予定。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
映画ラストマン FIRST LOVE
「ドラマの映画化か~」と何気なくつぶやいたら後輩から激ギレされた話「これ超面白いですから!!」
提供:松竹
筋肉・秒殺・脱獄・名作でストレス即・爆・散!!
【全部無料の神企画】最強映画フェスで自分を劇的チェンジ!! 1年の疲れを吹き飛ばそう!!
提供:BS12
“愛と性”を語ることは“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
こんなに面白かったのか――!!
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「早く教えてほしかった…」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
映画を500円で観よう
【2000円が500円に】知らないとめっっっっっっっちゃ損 絶対に読んでから観に行って!
提供:KDDI
今年最大級に切なく、驚き、涙が流れた――
双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした。
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「全員みて」
提供:ディズニー