公開延期の「ハリー・ポッター6」、ファンから抗議が殺到
2008年8月22日 12:00

[映画.com ニュース] 11月16日全米公開予定だったシリーズ第6弾「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を来年7月公開に延期すると緊急発表したワーナー・ブラザースに、「ハリポタ」ファンからの抗議が殺到している。
11月末の劇場公開に向けて順調にポストプロダクションが行われているにもかかわらず公開延期となったのは、昨年11月から今年2月まで続いた米脚本家組合(WGA)のストライキの影響で、09年夏の大作映画が不足したため。ビジネス的判断のために公開時期を遅らせたことが、ファンの怒りを買い、ついにワーナー・ブラザースのアラン・ホーン社長は以下の声明文を発表した。
「『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の公開を09年夏に変更したことに関して、ファンの皆さんからたくさんの抗議のお手紙を頂きました。我々もファンの皆さんと同じくらいハリー・ポッターを愛しており、ハリー・ポッター作品が傷つくようなことは絶対にしないのでご安心ください。
過去10年間にわたり、我々は原作の持つ品位を守るべく、それぞれの作品を最大限の努力で育み、擁護してきました。『謎のプリンス』の公開を延期するという決断は決して簡単ではありませんでしたし、何よりもファンの皆さんの気持ちを傷つけるつもりは毛頭ありませんでした。ファンの皆さんのおかげでこれほどの人気シリーズになったことを理解しており、皆さんの常に絶え間ない情熱と支援に常に感謝しているからです。
今回の延期で、ファンの皆さんに1つメリットがあります。当初の公開予定では、『謎のプリンス』と、2010年11月公開予定の『ハリー・ポッターと死の秘宝(前編)』との間には2年のブランクがありました。しかし、今は『謎のプリンス』と『死の秘宝(前編)』の間隔が18カ月に短縮されます。我慢を強いることになりますが、後になれば、待つだけの価値があったと思っていただけるものと信じております」
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