終戦直後の東京・裏社会を描いた「東京アンダーワールド」、ハリウッドで映画化
2008年8月11日 12:00
[映画.com ニュース] ノンフィクション作家ロバート・ホワイティングが戦後の日本の裏社会を描いたベストセラー小説「東京アンダーワールド」の映画化権を、ワーナー・ブラザースが取得したことが明らかになった。
同書の主人公は、実在のイタリア系アメリカ人ニック・ザペッティ。第2次世界大戦後の日本に進駐軍の一員としてやってきたザペッティは、東京でのボロ儲けをもくろみ、六本木にピザレストラン「ニコラス」をオープンする。やがて60年代の東京ナイトライフの中心となった同店には、政治家、やくざ、プロレスラー、高級娼婦などさまざまな人間が集うようになる。日本のヤミ社会と深く関わり、東京のマフィア・ボスと呼ばれた男の物語だ。
内容的にも、謎めいた力道山の死、ロッキード事件の裏舞台が暴露されていることから、日本でもベストセラーになり、翻訳本の帯に「ドリームワークス製作、マーティン・スコセッシ監督映画化」と宣伝され、話題になった。
原作者ホワイティングは日本在住の作家で、代表作に日本野球を世界に紹介した「菊とバット」などがある。このほど映画化権を取得したワーナーは、同氏を製作顧問として迎え、フィリップ・ノイス監督の新作「The Art of Making Money」(2010年全米公開)でデビューする新進脚本家フランク・ボールドウィンを起用する。
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