みうらじゅん自伝的小説の映画化「色即ぜねれいしょん」製作発表
2008年7月31日 12:00

[映画.com ニュース] 小説家、ミュージシャン、ラジオDJなど多方面で活躍するサブカルチャーの雄、みうらじゅんの自伝的小説を映画化する「色即ぜねれいしょん」がクランクインし、7月29日、みうらの母校であり本作の舞台である京都・東山学園高等学校で製作発表会見が行われた。会見には、原作者のみうらを始め、監督を務める田口トモロヲ、出演する堀ちえみ、リリー・フランキーらが出席した。
本作は、学生運動も下火になった1974年の京都を舞台に、恋愛やロックな生きざまに憧れながらも、平凡で退屈な日々を過ごす仏教系男子高校生の青春を描く。
主人公に抜擢されたのは、日本テレビ系「音燃え!!」で準優勝した黒猫チェルシーのボーカリスト渡辺大知。2000人の中からこの役を勝ち取って、めでたく映画デビューとなった渡辺は、「原作を読んだ時は、自分はここまで(みうらさんほど)アホじゃないと思ったけど、それがカッコ良くてうらやましかったです」と余裕のコメント。
「アイデン&ティティ」(03)に続いて監督2作目となる田口は、「メールも携帯もない時代に、痛々しくもがき苦しんで、爽やかに生きた青年の物語です。今も昔も変わらない青春映画として、普遍的なものがテーマなので映画にしました。フィルムを通して、面白い生命体(渡辺)を観察したいと思ってます。いい主役をゲットできてよかった!」と意気込みを見せている。
また、主人公の母親役の堀は、本作が23年ぶりの映画出演。「実際に17歳の子供がいるんですけど、大人なのか子供なのかつかみどころがない、楽しそうな時期だなと思います」と語ると、父親役のリリーは「(渡辺は)最近こんな純朴な子はいない。一点のくもりもないし、邪気がまったくない。ずっとこのままでいて欲しいなと思います」と早くも親らしい目線で見つめた。
その他、本作には岸田繁(くるり)や峯田和伸(銀杏BOYZ)など個性派ミュージシャンたちも出演。
「色即ぜねれいしょん」は09年夏公開予定。
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