「WALL・E」をめぐるピクサーとファンのちょっといい話
2008年7月9日 12:00

[映画.com ニュース] 昨年秋に発表された約1分30秒の「WALL・E/ウォーリー」(12月日本公開)の特報予告編の中で、アンドリュー・スタントン監督は94年にジョン・ラセターらとのランチミーティングで、同作のストーリーが思い浮かんだと述懐している。
米コネティカット州の“コートニー”と名乗る若い女性は、その予告編を見ているうちに、「ブラジル」の軽快なサウンドに乗って登場するロボットWALL・Eの愛らしい姿に、号泣するさまをウェブカメラで撮ってYouTubeに公開した。
その号泣ビデオはインターネットを通じて話題に。彼女はピクサー・スタッフとEメールを交換する仲になり、クリスマスには、ピクサーのスタッフジャケットをプレゼントされた。そして同作が完成した今年6月、彼女はボーイフレンドと共に、サンフランシスコで行われた打ち上げパーティに招待されたのだという。
パーティ席上でスタントン監督は、「半年前に『WALL・E』の最初の予告編を出しましたが、まだ半分しか完成していなくて、映画の出来も不安だったし、我々は疲れ切っていました。そんな時、YouTubeで私たちが作った予告編にその女性が感動している姿を見て、『自分たちの方向性は間違っていない』と確信できた。だからこうして今夜、コートニーさんをご招待したのです」と、彼女から勇気づけられて映画を完成できたとスピーチした。
そのコートニーさんとボーイフレンドは7月に入って、ピクサー・スタジオを見学できた感動の体験記をブログにアップした。
このファンの心を大事にするピクサーの姿勢に、ピクサーファンの多くは大感動。次のピクサー作品「Up」の予告編の公開を心待ちにしているという。
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