“ブサメン”英オペラ歌手ポール・ポッツの半生がハリウッドで映画化
2008年5月30日 12:00
[映画.com ニュース] 今年4月に初来日を果たした英国人オペラ歌手、ポール・ポッツ(37)の半生が、ハリウッドで映画化されることが、5月28日、分かった。この映画化作品を製作するサイモン・コーウェルは「誰もが共感できるサクセスストーリーだ」と、大ヒットの予感に鼻息も荒い。
ポッツは、不細工な顔立ちゆえに周囲からいじめられ続け、「自分の歌声だけが友達」と10歳から教会で歌い始め、成人後も携帯電話のセールスマンをしながらオペラを独学で学んでいた。そんなポッツが一躍脚光を浴びたのは、昨年6月のこと。36歳になった彼は、エリザベス女王の前でのパフォーマンス権を懸けた英ITVのタレントオーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」に出場。最初はその容姿のせいか冷たい反応を受けたが、彼が「トゥーランドット」の名曲「誰も寝てはならぬ」を熱唱すると、審査員全員と会場全体を熱狂させ、番組を勝ち続けて見事優勝をさらった。番組の模様はYouTubeを通じて、世界中に配信され、感銘を呼んだ。
その後、ポッツはファーストアルバム「ワン・チャンス」を優勝した翌7月にリリース、全世界で300万枚を超えるプラチナ盤となった。今年4月末に日本で初公演が行われるなど、すでに世界ツアーも開催されている。
この冴えない中年男ポッツの成功物語に目をつけたのが、米パラマウント・ピクチャーズ。そして「ブリテンズ・ゴット・タレント」の審査員であり、米FOX「アメリカン・アイドル」の辛口審査員として知られる音楽プロデューサーのコーウェルが、初めて映画製作することになった。同氏は、レオナ・ルイス(06年優勝者)を生んだ英ITV「Xファクター」の審査員でもある。
コーウェルによれば、すでに脚本家の選定は終了。肝心のポッツ役はプロ・アマを問わず、オーディションで決めるという。
ポッツは10月にクリスマスアルバムをリリース、再来日の噂もある。映画化の話題も加わってセカンドアルバムも空前の売上げを記録しそうだ。なお、フジテレビ系列「奇跡体験!アンビリバボー」では6月5日放送分で、ポッツの半生が再現ドラマとして紹介される予定。
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